中国自動車ニュース

奥深い中国の車事情をご紹介します。

カテゴリ: 商用車

  上海汽車集団傘下のバス製造会社である上海申沃客車と関連会社の上海獅博実業投資の2社が、バス製造会社である青島申沃客車(本社:山東省青島市)株式51.43%を売却し撤退することを決めた。毎日経済新聞が21日伝えた。

 青島申沃客車には、路線バス会社、青島公交集団投資発展も42.86%出資しているが、現在は持ち株売却の予定はないとしている。

 青島申沃客車の売上高は2016年が620万元(約1億585万円)、17年上半期(1~6月)が633万元。上場大手バスメーカーの売上高は、宇通客車が358億3000万元、安凱汽車が47億5700万元、中通客車が92億5700万元で、青島申沃客車は桁違いに小さい。業界関係者は、資本引き上げは青島申沃客車の業績不振が原因とみている。

 上海申沃客車は、上海汽車とボルボ(中国)、ボルボ・バスの2社が出資する中外合弁会社。上海獅博実業投資は上海汽車集団の工会(労組)が全額出資している。

 上海申沃客車も近年は業績不調で、2016年の販売台数は前年比4.56%減の2007台、今年1~8月は前年同期比44.4%減の754台だった。

 トラックメーカー、中国重型汽車集団(本社:山東省済南市、中国重汽)が7日発表した、今年1~8月の大型トラックの生産台数は前年同期比86%増の8万6300台、販売台数が85%増の8万9800台だった。8月単月では生産台数が1万600台、販売台数が1万2000台で前月比横ばいだった。

 全景網によると、1~8月の売上高は前年同期比74.1%増。同社は中国3大大型トラックメーカーの1つで、シェアは16年1~8月の16.8%から今年同期は17.2%に上昇した。ドイツの自動車・機械メーカー、MAN社からの技術導入が販売増のけん引力で、今後シェアはさらに拡大する見通しだ。

 ただ、市場では同社の売上高の伸びは、17年第4四半期から伸び悩むとの見方が出ている。前年同期の売上高が高く基数が大きいことが原因だ。

 また、当局がディーゼル車による石炭運搬を禁止する規則を段階的に導入する構えであること、中国の一部都市がディーゼル車の進入禁止を打ち出したことも、今年下半期と18年にかけ、同社を含め大型トラックの販売台数の増加を鈍らせる恐れがある。

 黄海自動車メーカー、遼寧曙光汽車集団股フェン有限公司(本社:遼寧省丹東市)が24日発表した今年上半期(1~6月)中間期決算は売上高が22.01%増の19億500万元(約313億円)、純利益が384.32%増の3億9500万元だった。 

 中間期決算報告書によると、同社は上半期、黄海ブランドのピックアップトラックの開発を拡大。新たにN1S、N2、N3の開発に成功し、Nシリーズのラインアップをさらに充実させた。

 黄海ブランドの新エネルギーバスも「プラットフォーム化、モジュール化、軽量化」を旗印にバッテリー、モーター、電子部品の開発を急ぎ、性能価格比が上昇。上半期に遼寧省瀋陽市から276台の受注に成功した。

 また、新エネ車の技術開発では、電気自動車(EV)用の同軸直列タイプのアクスルと駆動モジュールを開発に成功し既に量産を始めた。

 大手バスメーカー、蘇州金龍聯合汽車工業(本社:江蘇省蘇州市)傘下の海格汽車は21日、圧縮天然ガス(CNG)燃料の路線バス用車両222台をメキシコ・ケレタロ州都のケレタロ市に納品した。中国バスメーカーの対墨輸出では過去最大の輸出となる。第一商用網が23日伝えた。

 ケレタロ市はメキシコの重要都市。他のメキシコの都市と同様、環境汚染が深刻化しており、公共交通の充実を重視している。海格客車のバスを大量調達したことで、現地市民の外出が便利になるとともに大気汚染対策にもつながるとみられる。

 海格客車が今回納入した車両は長さ9メートルと12メートルの2種類で、同社を代表する路線バス車両。納入した車両はメキシコの使用環境に合わせてカスタマイズした。
 海格客車はこれまでに100カ国・地域にバスを輸出。海外での保有台数は3万台を超える。

 バスメーカーの安徽安凱汽車有限公司(本社:安徽省合肥市)が22日発表した今年上半期(1~6月)の中間期決算は、各種バスの販売台数は前年同期比2.87%減の4198台、売上高が前年同期比33.57%増の23億7700万元(約390億円)、純利益は前年比249.89%減り2878万4000元の赤字だった。一方、今年6月末現在、同社の新エネルギー車向け補助金の未収金が計22億4000万元に上ることが分かった。第一電動網が23日伝えた。

 同社によると、2015年以来、資産負債比率が上昇を続けているが、主な原因は中央と地方政府の補助金支給が遅れているため。同社の経営に大きな圧力となっており、社債発行で資金を調達し生産経営を維持している。

 なお、同社は5億9800万元を投じて新エネルギー車工場の増強と、新エネ車用パワートレイン工場の建設を進めており、近く完成する見込みだ。

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