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奥深い中国の車事情をご紹介します。

カテゴリ: 東風汽車

 トラックメーカーの東風商用車(本社:湖北省十堰市)でこのほど、ボルボ・カーズからの技術導入で開発された「東風VT14」14段変速機の量産を初めた。1日の生産台数は62台となる。蓋世汽車網が22日伝えた。

 東風VT14はボルボの技術を基礎に国産化したもので、省エネ化、軽量化、ギアチェンジの円滑さを実現した。東風商用車の天龍シリーズの大型トラックに搭載する。

 東風VT14の工場は2015年3月に着工。1期工場の年産能力は3万台となる。4月に試験生産、5月に小規模な量産を行い、このほど本格生産を始めた。

 東風汽車集団と仏ルノーの合弁会社、東風雷諾(湖北省武漢市)が同市に建設中の武漢技術センターとテストコースが21日完成し運用が始まる。ルノーのセダンの中国生産が加速することになる。同社は2013年に発足し、現在は科雷嘉(カジャール)と科雷傲(コレオス)の2モデルを販売している。網上車市が19日伝えた。

 同センターの運用開始について、東風雷諾の市場販売副責任者、陳曦氏は「市場の需要に応じ、異なる製品を投入できるようになる。2019年には初の中国生産のセダンを市場に投入する」と語った。センターの運用開始により製品の検査時間が大幅に短縮される。

 同社は日産と同じシャシーを使い、2019年までに小型SUV(スポーツ用多目的車)KWIDのEVタイプを中国市場に投入する計画。生産は武漢工場で行う。ホンダなどの新エネルギー車と競争することになりそうだ。

 国有自動車メーカー、東風汽車集団の技術部門の責任者はこのほど、湖北省武漢市で開かれたスマートカー産業の将来を話し合うセミナーで、2020年までに高速道路での乗用車の自動運転を実現する目標を明らかにした。湖北日報が伝えた。

 責任者によると、東風汽車はこまでに補助運転や自動運転などスマートカーに関する多種類の実験を終えている。19年までにバスの自動運転、20年は高速道路での乗用車の自動運転、22年には無人運転のトラックによる隊列走行の実現を目指す。

 湖北省政府も昨年11月に工業信息化部と、同省武漢経済技術開発区でスマートカーとスマート交通応用のモデル事業を実施することで一致した。スマートカーや試験地区を含む面積3平方キロのスマートカー街区の建設も進め、企業誘致を進めている。

 湖北省は自動車製造大省で、同開発区だけで完成車メーカー7車、自動車部品会社約300社が操業している。スマートカーの発展にとり圧倒的に有利な環境を備えている。

 韓国起亜自動車は、今年上半期の中国での販売台数が12万9700台と年間目標の70万台のわずか2割にとどまった。一方で同社は工場建設を進めており、年産能力は2020年に100万台に拡大する見通し。予想販売台数との巨大落差は起亜自動車に一層の危機をもたらしそうだ。23日付経済日報が伝えた。

 起亜は現在の第1~第3工場を稼働中。現在の年産能力は第1工場が13万台、第2と第3工場が各30万台の計73万台だ。同社は第3工場に29億元を追加投資し、年産能力を45万台増やす計画を進めている。さらに江蘇省塩城市で第4工場を新設する予定で、完成すると年産能力は100万台に増える。

 同社は2011~14年、販売台数が毎年2桁増加した。15年は61万6100台前年比4.63%減ったが、16年には65万台で5.5%増えた。17年に入り販売が低迷し、1~7月の販売台数は14万9700台で前年同期比54.16%減った。

 関係者によると、最近第2工場は従業員が隔日出勤となり、一部ラインは月間稼働日数がわずか8日にとどまっている。

 中国政府系シンクタンク、中国社会科学院の趙英研究員によると、韓国勢の不振は短期的には地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル」(THAAD)配備を巡る中韓関係の悪化が関係している。しかし、中国自主ブランド車の猛攻で韓国系が後退しているのも事実。中国メーカーの新モデルを矢継ぎ早に投入しているのに対し、韓国勢の動きは余りに遅いという。 趙研究員は「韓国系メーカーは早晩苦境に陥るはずだった。THAADで時期が早まっただけ」と話している。

 東風汽車と台湾裕隆集団の合弁自動車会社、東風裕隆汽車(本社:浙江省杭州市)は、「LUXGEN」(納智捷)ブランドで初の新エネルギー車、スポーツタイプ多目的車(SUV)U5の電気自動車(EV)版を来年発売する計画であることが分かった。航続距離は300キロとなる。また2019年までに主力モデルをプラグイン・ハイブリッド車(PHV)することも決めた。騰訊汽車が22日伝えた。

 東風裕隆は5年間に新モデル10種類を発表する「510計画」を推進中。LUXGEN・∪5は、計画の第1号としての10月中旬に発売される。

 U5は、1990年以降生まれの若者向け。8~12万元で広汽乗用車の広汽伝祺GS3、上海汽車集団傘下、上海栄威(Roewe)の「栄威RX3」、吉利汽車の帝豪GSなどをベンチマークとしている。
 同社は今年上半期、販売台数が前年同期比6割も減少した。販売拡大は急務で、消費者の要望を反映し品質向上に取り組んでいる。

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