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カテゴリ: BYD

 電池と自動車製造大手の比亜迪(BYD)の王伝福董事長は、「環球」誌の取材に対し、電気自動車(EV)の販売では価格10万元(約168万円)以下のローエンドモデルを重視し、来年A0セグメントのEVを発売する計画を明らかにした。新華社が11日伝えた。

 王董事長は、新エネルギー車事業ではマイカーに重点を置くと説明。その上で「10万元以下のローエンドのEVはポテンシャルが大きい」と述べ、コストーパフォーマンス、価格、充電の環境を重視する必要があると指摘した。

 王董事長によると、BYDはこれまで、購入補助金が充実した大都市を重んじ、補助金がない「三線、四線」と呼ばれる地方都市を軽んじてきた。地方都市は、都市の規模が小さいため充電の問題が小さいほか、ローエンドEVの購入意欲が極めて高い。

 同社は、10万元以下の新エネ車から先に全面的に電動化に移行。2018年にはA0セグメントのEVを売り出す。価格は国の補助金を加えると、ガソリン車と同価格になるという。

 自動車大手の比亜迪股フェン有限公司(BYD、本社:広東省深セン市)が28日発表した今年上半期(1~6月)の中間期決算は売上高が前年同期比0.16%増の450億3800万元(約7406億円)、株主帰属純利益が23.75%減の17億2300万元だった。ただ、新エネルギー車事業の販売低迷は既に底打ちし6月からプラスに転じた。

 BYDの主要事業はガソリン車を含む自動車、携帯電話端末、バッテリー、太陽光発電、モノレールなど。うち自動車事業の今年上半期の売上高は前年同期比4.15%減の231億8900万元だった。

 同社によると、今年上半期は自動車事業のうち新エネルギー車が政府の補助金削減などの影響で販売台数が減った。それでも新エネルギー車市場でのシェアは17年上半期は19.5%、うち乗用車は21.7%で業界首位を奪還した。

 同社によると、新エネ車の分野で今年上半期、プラグイン・ハイブリッド車(PHV)の宋DM、電気自動車(EV)の宋EV300を発売しモデルを拡充。秦、唐、e5・300のモデルチェンジ・グレードアップ版も発売した。同社の新エネ車販売は第2四半期から急回復し6月には増加に転じた。6月単月の販売台数は1万台を超え、うち宋DMの売れ行きは月ごとに増加を続けている。

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