中国資本の傘下で復活した名門ブランド、独ボルクヴァルト(宝沃汽車)は10日、自動車販売会社、東創建国汽車集団(本社:四川省成都市)と戦略パートナーシップを締結した。東創建国は、ボルクヴァルトの四川省唯一のパートナーとして販売ネットワークを構築する。汽車頭条が11日伝えた。

 東創建国は自動車販売業で全国10位に入り、米ゼネラル・モーターズ(GM)の優良販売会社に選ばれた有力自動車販売会社。地元四川市場を知り尽くしている。

 ボルクヴァルトは中国で2モデルを発売。全国に180店を展開している。年内に220店に増やし、中国市場を広くカバーする販売体制をつくる計画だ。

 先に閉幕した即売会を兼ねたモーターショー「第20回成都国際汽車展」では数日の開会中に2万6000台が売れ、四川省を含む中国西南市場の旺盛な需要を印象づけた。ボルクヴァルトも、自動車メーカーの主戦場となった三~五線級と呼ばれる地方都市に合わせ積極的に販売チャネルを深掘りする方針だ。

 ボルクヴァルトは、本拠地、ドイツ・ブレーメン州で「インダストリー4.0(第4次産業革命)標準に準拠する工場の建設に来年着手、19年に生産を始める。今年6月には、同社初のSUV(スポーツ用多目的車)、BX7がEUから認証を得て欧州での販売が可能になった。同社は東南アジアや中南米での販売も計画中だ。