中国自動車ニュース

奥深い中国の車事情をご紹介します。

 電気自動車(EV)メーカー、中慈電動汽車製造有限公司(本社:浙江省慈溪市)が山東省青島市内の平度市に建設した電気自動車(EV)動力用電池工場がこのほど、試験稼動を始めた。9月末、正式に生産を始め、全面稼働後の年産能力は、ニッケル・マンガンの多相合金を電極に使った電池3億6000個となる。7日付斉魯晩報が伝えた。

 工場の床面積は22万4300平方メートル。うち2万平方メートルの1号作業場が完成、1~2号ラインで試験操業が始まった。2万7000平方メートルの研究開発(R&D)センターも主要部分が完成した。

 同社によると、同社が開発したEV用の電池は、1回の充電による航続距離が580キロに達する。

 同社のEVと電池は、米国、日本、韓国で特許を取得済み。同社のEVの凱瑞、凱翼ブランドの4モデルは、国家工業信息化部の新エネルギー車推薦リストに登載されている。

 トラックメーカー、中国重型汽車集団(本社:山東省済南市、中国重汽)が7日発表した、今年1~8月の大型トラックの生産台数は前年同期比86%増の8万6300台、販売台数が85%増の8万9800台だった。8月単月では生産台数が1万600台、販売台数が1万2000台で前月比横ばいだった。

 全景網によると、1~8月の売上高は前年同期比74.1%増。同社は中国3大大型トラックメーカーの1つで、シェアは16年1~8月の16.8%から今年同期は17.2%に上昇した。ドイツの自動車・機械メーカー、MAN社からの技術導入が販売増のけん引力で、今後シェアはさらに拡大する見通しだ。

 ただ、市場では同社の売上高の伸びは、17年第4四半期から伸び悩むとの見方が出ている。前年同期の売上高が高く基数が大きいことが原因だ。

 また、当局がディーゼル車による石炭運搬を禁止する規則を段階的に導入する構えであること、中国の一部都市がディーゼル車の進入禁止を打ち出したことも、今年下半期と18年にかけ、同社を含め大型トラックの販売台数の増加を鈍らせる恐れがある。

 シリンダーブロックなどを製造する自動車部品メーカー、成都正恒動力股フェン有限公司(本社:四川省成都市)は5日、3087万5580株を発行する第三者割当増資を行い1億6462万元(約28億円)を調達したと発表した。資金は工場の技術改造と新生産ラインの建設に使われる。東方財富網が7日伝えた。

 割当先は8人・社で、うち成都力鼎銀科股権投資基金からは5962万2700元を調達した。

 同社はシリンダーブロックなどエンジン部品のほか、ブレーキやシャシー部品も製造。2016年3月に店頭公開した。16年の売上高は前年比4.9%増の6億1371万元、純利益は69.67%増の8989万4900元だった。

 深セン上場の自動車メーカー、重慶長安汽車(本社:重慶市、長安汽車)が7日発表した8月の生産販売速報は、販売台数が前年同期比9%減の20万5155台だった。前月比では27.1%増。うち独自ブランド車は前月比18.4%増の10万8006台、独自ブランドの乗用車は前月比18.7%増の7万6629台で、販売低迷に終止符が打たれた可能性もある。蓋世汽車網が7日伝えた。

 自主ブランド乗用車のうち、SUV(スポーツ用多目的車)は、CS75は前年同期比27%増、前月比28.7%増の1万9069台。CS35は前年同期比9.5%、前月比70%増の1万3006台だった。

 CS35とCS75の中間に位置するコンパクトタイプのSUVで、同社の期待を担って発売されたCS55は、8月は1万1450台と1万台を超えた。長安汽車の新しい主力車種となる可能性がある。CS15は前月比18%減、前年同期比63.5%減の2636台と惨敗だった。

 自主ブランドのセダンは、逸動が前月比15%減の4222台。前年同期の販売台数は1万台を超えていた。悦翔は7月の販売台数は前月比38%減の2986台、8月は発表が見送られた。MPV(多目的車)は、長安欧尚A800が7796台、凌軒が2577台だった。

 合弁ブランドは、フォード・モーターとの合弁、長安福特が7万0179台、前年同期比2.8%の微減だったが、前年同期比では48.8%増。1~8月の累計は49万316台だった。マツダとの合弁、長安マツダは8月は1万3086台で前月比横ばい、前年同月に比べ減少した。長安マツダの1~8月は前年同期より2000台少ない11万7199台だった。
 

 自動車メーカー、安徽江淮汽車股フェン有限公司(本社:安徽省合肥市、JAC)が6日発表した8月の乗用車・商用車生産台数は前年同月比9.85%減の3万7700台、販売台数は17.71%減の3万5100台だった。うち電気自動車(EV)タイプの乗用車は生産台数が前年同月比84.34%減の2743台、販売台数が101.94%増の2603台だった。中国基金報が6日伝えた。

 1~8月の乗用車・商用車生産台数は19.98%減の33万1400台、販売台数は17.84%減の34万1300台だった。

 香港上場の自動車メーカー、吉利汽車(本社:浙江省杭州市)が6日発表した今年8月の販売台数は前年同月比80%増、前月比6%増の9万6505台だった。うち輸出台数は前年同月比21%減の2054台、中国国内販売は85%増の9万4451台だった。

 8月はセダンの新帝豪が前年同期比43%増の2万936台、遠景が33%増の1万1025台をそれぞれ売り上げた。

 また、2016年発売の新モデル4種類のうち3種類が単月で過去最多となった。3種類はSUV(スポーツ用多目的車)の吉利博越が2万2037台、初のクロスオーバータイプのSUV帝豪GSが1万3053台、次世代型のAプラスセグメント車の帝豪GLが1万926台。もう1種類は遠景SUVで1万58台と健闘した。

 民営自動車メーカー、長城汽車股フェン有限公司(本社:河北省保定市)はこのほど、SUV(スポーツ用多目的車)哈弗の販売店をサウジアラビアのジッダに開設した。昨年のオマーン、アラブ首長国連邦に次ぎ中東の販売店は3カ所目となる。蓋世汽車網が6日伝えた。

 長城汽車はサウジアラビアの販売店の安定した経営のため、代理販売で長い経験を持つ地元ディーラーのADMC社と提携した。ADMCは、親会社AZAQグループの協力を得てネット広告や商業施設での屋外展示で浸透を図ったところ、短期間で消費者の注目を集めることに成功した。今後、ダンマームやリヤドへの出店も計画している。

 今年、長城汽車の海外販売は好調で、今年1~7月は前年同期比130%増の2万5000台。上半期(1~6月)には

チュニジアと南アフリカで販売を始めた。

 香港上場の電気自動車(EV)メーカー、五龍電動車(香港)は6日、四川省簡陽市政府と、電気自動車(EV)とリチウムイオン電池の工場を設立することで合意した。全面完成後、電動乗用車の年産能力は40万台となる。四川在線が6日伝えた。

 工場の総投資額は160億元(約2700億円)。うち電動乗用車工場が130億元、電池工場が30億元。電池の年産能力は最終的に4ギガワット時(GWh)となる。

 両工場とも2期に分け建設し、1期工場の投資額は40億元。年産能力は電動乗用車が10万台、電池が1GWhとなる。

 両工場のほか研究開発(R&D)センター、調達センター、電気自動車(EV)の充電所も敷地内に建設する。

 香港上場の民営自動車メーカー、長城汽車股フェン有限公司(本社:河北省保定市)が5日発表した今年8月の販売台数は前年比0.8%増の7万4000台、生産台数は前年同月比1.7%減の7万2000台だった。1~8月は販売台数が前年同期比1.9%増の60万3000台、生産台数が3.7%減の58万6000台だった。

 経済通によると、ゴールドマン・サックスが8月30日、長城汽車の株式586万株、0.19%を5939万香港ドル(約8億3000万円)で売却したことが香港証券取引所の公表資料で分かった。持株比率は4.92%に低下した。

 工業情報化部は5日、12回目となる「車両購入税免除・新エネルギー車モデルリスト」を発表した。計486モデルが搭載され、うち電気自動車(EV)タイプの乗用車は50モデル、バスは228モデル、トラックは1モデル、プラグイン・ハイブリッド車(PHV)タイプ乗用車が2モデル、バスが66モデル、燃料電池車タイプのバスが1モデルなど。EV世紀が5日伝えた。

 業界団体の中国汽車工業協会の幹部は、8月末開いた新エネルギ-車の普及に関する会合で、「車両購入税免除・新エネルギー車モデルリスト」への搭載されるかどうかが、今後は新エネ車業界にとって勝負になるとの見方を示した。ただ、その前提として地方政府が地方保護主義に基づき独自リストを出すことを禁止し、国のリストだけを基準に補助金支給やナンバーの交付を行うよう呼び掛けた。

 今回の12回目のリストでは、雲度新能源車のπ1が選ばれた。新興の新エネルギー車専門メーカーから初のリスト入りで注目を集めている。航続距離は150キロ(都市モデル)~250キロ(郊外モデル)。補助金は8~10万元(133万~167万円)。

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