中国自動車ニュース

奥深い中国の車事情をご紹介します。

 工業信息化部は19日、山西省長治市で進められているエタノール燃料自動車の試験事業を点検する会議が行われたことを明らかにした。同部、国家発展改革委員会、科学技術部の担当者や山西省、上海市、陝西省など同様の試験事業を実施中の地方政府代表者が出席した。長治市の事業を点検した専門家グループは試験事業を高く評価した。証券時報網が伝えた。

 専門家グループは、エネルギー、自動車、環境、健康、労働衛生、石油化学などの分野の研究者らで構成。長治市の運送、エタノール供給業者のスタンド、データ収集センターなどで現地調査を行ったほか、市政府の担当者らから報告を聴いた。

 専門家グループは、長治市の試験事業が各部門により責任を持って実施され、データ収集と点検が完全で、試験事業の所期の目標、任務を達成しているとして、合格とするよう工業信息化部などに提言した。
 国家発展改革委員会、国家能源局など中央政府の15機関は先ごろ、「バイオマスエタノール生産拡大と自動車用エタノール普及に関する実施方案」を通達し、2020年までに自動車用エタノール燃料を全国に普及させる目標を明らかにした。

 中国とメキシコ合弁の補修用(AGR)ガラスメーカー、山東金晶匹茲堡汽車玻璃有限公司(PJG)の山東省シ博(シはさんずいに輜のつくり)市の工場が生産を始め、13日、コーティングAGRフロントガラスがラインオフした。中国OEM(相手先ブランドによる生産)市場で一定のシェア獲得が期待される。蓋世汽車網が13日伝えた。

 PJGは、地元の大手ガラスメーカー、金晶科技科技股フェン有限公司とメキシコVITRO社傘下の米ピッツバーグ・グラス・ワークス(PGW)の香港現地法人が合弁で設立した。PGWは世界で最も早く、コーティングガラスを自動車に応用したことで知られる。

 工場の投資総額は3億元(約50億円)。工場の敷地面積は3万平方メートル。米国式の先進的な工場管理を行う。

 中国の液化天然ガス(LNG)燃料のトラックの生産台数は、8月は前年同期比542%増の9887台だった。1~8月のLNGトラックの生産台数は5万4725台。15年は1万2721、16年は1万9601台だった。政府によるガソリン、ディーゼル・トラックの規制が影響したとみられる。証券会社のリポートを元に、東方財富網が18日伝えた。

 アナリストによると、0号ディーゼル油とLNGの国内平均価格差がMJ(メガジュール)当たり0.5元(8.49円)で14年12月の水準まで縮小したことも原因の1つ。また、中国政府が17年から、北方地区の一部港湾でディーゼル燃料車の入場を禁じたことも短期的にLNG車の生産を促した。長期的には中国政府がガソリン・ディーゼル燃料車の発売禁止に向けタイムスケジュールの策定を始めたことも、LNG車メーカーの生産を後押ししている。

 2020年の中国のCNGの保有台数は850万台、LNG車は150万台になる見通し。また20年までにCNG、LNG供給所の設備製造市場の規模は年間34億元と36億元、ボンベ入りCNG、LNGの市場規模はそれぞれ13億元と72億元に拡大する見通しだ。

 ギアメーカーの江蘇太平洋精鍛科技(本社:江蘇省泰州市)はこのほど、アナリストに対し、ディファレンシャルギアの国内シェアが30%を超えたことを明らかにした。証券時報網が18日伝えた。

 同社のデフギアは内外の新エネルギー車が採用しており、今年の生産数は5000万件を超える見通し。工場はこれまでの2交代制を3交代制に改めたほか、技術改良により生産増強を進めている。

 また、新工場の建設のため本社工場近くに10ヘクタール(ha)の用地を取得済みで、生産増強を計画している。

 深セン上場の自動車部品用金型メーカー、天津汽車模具股フェン有限公司は17日、予定した自動車部品会社の買収を当面断念したことを明らかにした。買収予定先は明らかにしていないが、直近の本決算の純利益は8500万元(14億4300万円)の企業だった。中証網が17日伝えた。

 同社は金型の設計・製造、自動車プレス部品の加工が主要事業。今年上半期(1~6月)の中間期決算は売上高が前年同期比4.57%減の8億8600万元、純利益は7.35%減の7639万3800元、主要事業の純利益は前年同期比16.18%減の6693万800減だった。

 業界関係者は、同社が引き継き別の企業買収を計画する可能性があるとみている。

 電気設備メーカーの蘇州電器科学研究院股フェン有限公司(本社:江蘇省蘇州市)は13日、同社内に設立予定の国家認定の車載電気製品の品質認証機関「国家汽車電気産品質量監督検査検疫センター」の設立を、国家認証認可監督管理委員会が同意したと発表した。

 同社は今後、センターを建設し、国家認証認可監督管理委員会の許可を得た後に開業する。

 北京汽車集団(北汽集団)はこのほど、米国の新エネルギー素材会社、ファラシス社が出資する動力用バッテリー会社、孚能科技(本社:江西省カン州市)(カンははへんが章、つくりが夊の下に貢)と北京市順義区に工場を建設することで合意した。汽車頭条が9日伝えた。

 工場の固定資産形成投資額は80億元(約1330億円)。年間生産額はリチウム電池セル・パック8ギガワット時(GWh)。北京汽車集団の自主ブランドの電気自動車(EV)に搭載する。

 北京汽車の張夕勇総経理は「中国の今年の新エネ車生産販売台数は70万台以上。20年の保有台数は500万台になる見込みで、新エネ車産業の前途は明るい」と語った。

 孚能科技によると、同社が電池を納入している北京汽車のEVU400は1回の充電による航続距離が460キロに及ぶ。また、同社の年産能力は18年は10GWh、20~25年の間に30GWhに拡大する見通しだ。

 北京汽車の今年1~7月の新エネ車の販売台数は前年同期比88.5%増の3万6048台。合弁電池製造会社の生産開始後は新エネ車事業の一層の拡大が期待できる

 ドイツ自動車工業会(VDA)主催のフランクフルトモーターショー(IAA)で高級SUV(スポーツ用多目的車)EXEED・TXを出展、注目を集めた奇瑞汽車(本社:安徽省蕪湖市)が、欧州研究開発(R&D)センター開設のため建設用地の物色を始めたことが分かった。同社は今年6月、欧州R&Dセンター設立の布石として本社設計部門の責任者ジェームズ・ホウプ氏を欧州設計センターの責任者に任命していた。汽車頭条が13日伝えた。

 奇瑞汽車はIAAで、人工知能(AI)搭載EXEED・TXのほか、「奇瑞2.0戦略」の代表モデル瑞虎7、近く発売の瑞虎5X、最先端の設計理念を盛り込んだ瑞虎シリーズのクーペ型SUVの4モデル、パワートレイン3モデルを出展した。

 EXEED・TXは、今回のIAAが初公開。今後、同じプラットフォームを使ったBセグメント5席の短車長タイプ、Bプラスセグメント5席のロングボディータイプ、7席タイプなどを相次ぎ発売する予定。
 同社は同時に、欧州進出に向けブランドの浸透や現地化に向け準備を進めている。

   国家発展改革委員会、国家能源局など中央政府の15機関はこのほど、「バイオマスエタノール生産拡大と自動車用エタノール普及に関する実施方案」を通達した。自動車用エタノール燃料は2020年までに全国への普及を目指す。新華網が13日伝えた。  

 通達によると、食料安全保障の確保を前提に、バイオマスエタノール生産の拡大と自動車用エタノール燃料普及を秩序正しく進める。食用期限を過ぎた余剰穀物や農業廃棄物を活用したエタノール工場を建設する。東北地区の振興、石油代替の促進、農村振興などの役割も担わせる。

 自動車用エタノール燃料は2020年までに市場メカニズムを確立し、全国規模での普及を図る。

 バイオマスエタノールの中身は、穀物原料系を適度に発展させる一方、セルローズ系など先進的製品の開発を急ぐ。セルローズ系は20年までに5万トン級のプラントのモデル運転を開始。2025年までに大量生産を実現する。

 国有自動車メーカー、東風汽車集団の技術部門の責任者はこのほど、湖北省武漢市で開かれたスマートカー産業の将来を話し合うセミナーで、2020年までに高速道路での乗用車の自動運転を実現する目標を明らかにした。湖北日報が伝えた。

 責任者によると、東風汽車はこまでに補助運転や自動運転などスマートカーに関する多種類の実験を終えている。19年までにバスの自動運転、20年は高速道路での乗用車の自動運転、22年には無人運転のトラックによる隊列走行の実現を目指す。

 湖北省政府も昨年11月に工業信息化部と、同省武漢経済技術開発区でスマートカーとスマート交通応用のモデル事業を実施することで一致した。スマートカーや試験地区を含む面積3平方キロのスマートカー街区の建設も進め、企業誘致を進めている。

 湖北省は自動車製造大省で、同開発区だけで完成車メーカー7車、自動車部品会社約300社が操業している。スマートカーの発展にとり圧倒的に有利な環境を備えている。

↑このページのトップヘ