中国自動車ニュース

奥深い中国の車事情をご紹介します。

 四川省徳陽市政府は10日、ネットワークでつながり、渋滞や交通事故を低減させることのできる自動車「インテリジェント・コネクテッド・ビークル(ICV)」のテスト・応用モデル拠点を建設すると発表した。四川新聞網が20日伝えた。
 拠点は路上テスト区(A区)、閉鎖テスト区(B区)、体験区(C区)の3区で構成。うち路上テスト区は中国でも初めてICVと無人運転専用の公開路上テストを実施する。
 ICVは先進的なセンサー、コントローラーを搭載した上、通信・ネットワーク技術と融合。車車間・路車間通信(V2X)を行って、最終的には完全自動運転の次世代型自動車への発展を目指す。

 自動車部品製造などを手掛ける複合企業、成都奥興集団(本社:四川省成都市)はこのほど、ロシアNPP・ITELMA社とエンジンコントロールユニット(ECU)の研究開発(R&D)、製造を行う合弁会社を総投資額6億元(約97億円)でに設立することで合意した。金融界が伝えた。

 両社は、世界最大の産業見本市、独ハノーバーメッセで合意した。合弁会社は成都高新区に建設し、敷地面積は3.3ヘクタール(ha)。完成後の年間生産額は40億元を見込んでいる。

 ECUはエンジンの中核。エンジン各部への指令がここから出される。

 湖北省武漢市黄陂区の長軒嶺鎮に、キャンピングカー450台の収容が可能なオートキャンプ場が2018年に開業することが10日、観光業の見本市で明らかになった。騰訊大楚網が伝えた。

 オートキャンプ場は「武漢長嶺国際汽車露営公園」といい、敷地面積は200ヘクタール(ha)。キャンピングカーの駐車のほかテント2000枚の設置が可能。内外のキャンピングカー150台を並べた展示販売区も開設され試用もできる。

 オートキャンプ場には24時間営業のコンビニエンスストア、ビュフェ式のレストラン、浴室・トイレ、バーベキュー施設なども設置される。

 大手自動車メーカー東風汽車集団傘下の小型車とエンジン製造会社、東風汽車股フェン有限公司(本社:湖北省襄陽市)の張斌董事会秘書長は8日午後、鄭州日産汽車有限公司の切り離し事業が計画通り進展していると述べた。全景網が伝えた。

 東風汽車股フェンの今年1~3月の純利益は前年同期比40%減少した。鄭州日産の損失が原因で、その他の事業は順調に進展しているという。

 東風汽車股フェンは、鄭州日産を分離し、親会社の東風汽車集団に帰属させることを目指している。鄭州日産は現在、東風股フェンが51%出資。東風汽車集団と日産自動車の合弁会社、東風有限公司が28.65%、日産自動車が20.35%を出資している。

 張秘書長はまた、新排ガス基準「国5」に対応する小型商用車シリーズの販売態勢を完了したと述べた。現在、さらに厳しい「国6」対応の対応車と次世代型小型商用車の開発を終えたことも明らかにした。次世代型小型商用車は同社の増益に貢献する見込みだという。

 山東省済南市で8日、新都市、済南ハイテク(高新)東区の都市建設に関するセミナーが開かれ、無人運転車、無線充電式の電動路線バスなどの導入を計画していることを担当者が明らかにした。8日付斉魯晩報が伝えた。

 同区は、山東省都、済南市の副都心として建設が進められている。情報通信技術(ICT)を駆使するスマート都市、環境配慮型の都市など次世代型新都市の建設を目指している。太陽エネルギーLED路面標示のほか、無人運転車など新しいシステムの積極的な導入を図る。

 済南ハイテク区には既に、スマート産業設備シティ、バイオ化学シティの2つの産業パークが建設され、中国を代表するIT企業の1つ、浪潮集団、大型トラックメーカーの中国重型汽車集団(中国重汽、山東省済南市)が進出し、産業のけん引役となっている。

 大手鉄鋼メーカー、河鋼集団唐鋼公司(本社・河北省唐山市が今年5月、欧州の創業110年の老舗自動車メーカーからハイエンドの自動車用高強度鋼板3,130トンを受注したことが7日分かった。最初の500トンは既に完成し港で出荷を待っている。製品は老舗メーカー傘下の世界的に著名なブランドの車で使われる。長城網が8日伝えた。

 河鋼集団唐鋼公司の自動車用鋼板事業部は今年に入り、有力自動車メーカーからの認証取得を目指し改革を行った。その結果、ドイツの老舗メーカーの審査に合格し納品の資格を得た。

 河鋼集団唐鋼公司の自動車用高強度鋼板工場は、受注分の残りの生産に急ピッチで取り組んでいる。今回の製品で評価を得た後、この会社との関係をさらに強化できることを期待している。

 バッテリーメーカー、江西安馳新能源科技有限公司は26日、江西省上饒市で、総投資額40億元(約651億円)の年産3ギガワット時(GWh)の電気自動車(EV)動力用バッテリー工場の建設を始めた。年末までに生産を始め、ニッケル、マンガン、コバルトの三元系とリン酸鉄系リチウム電池を製造する。2020年までに年産能力は20GWhになる見通し。27日付中国汽車報が伝えた。

 今回着工したのは2期工場で、昨年7月着工の1期工場は既に稼働している。工場は、スマート製造技術を全面採用。機械や作業を監視・管理する製造実行システム(MES)、自動化設備、スマート物流システムを導入した。

 製品はバス、乗用車向けに販売する予定で、既に新エネルギー車製造大手との提携を決めた。将来は新エネルギー車市場トップ20社のうち15社との取引を目指している。
 20年には年産能力20GWh、年間生産額200億元、生産・販売量で業界の上位3社入りを目指す。

 不動産開発会社の銀億房地産股フェン有限公司は5月31日、全額出資子会社の寧波聖洲投資有限公司から投資会社、寧波東方億聖投資有限公司の株式100%を約80億元(約1,300億円)で買収すると発表した。東方億聖は、オートマチック・トランスミッション製造で世界的に知られるベルギーのパンチ・パワートレインを所有してている。中金在線が伝えた。

 パンチ・パワートレインは自動車用トランスミッションの研究開発、生産、販売を主な事業としている。無段変速機が代表的な製品だが、デュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)、プラグイン・ハイブリッド車(PHV)や電気自動車(EV)のパワートレインにも力を入れている。

 銀億股フェンは今回の資産再編を、自動車用パワートレインの中核部品であるトランスミッション生産販売事業への直接進出の布石としている。今後、M&A(合併・買収)などに取り組みながらハイエンド製造業分野への進出を拡大する。

 中国公安部はこのほど、全国統一の新エネルギー車用ナンバープレートの発行枚数が5万6,000枚になったことを明らかにした。同部はナンバープレートの全国統一発行を進めており、新エネ車に関して5カ所の試験都市で実施している。同部は5カ所での経験を積みながら試験地域を拡大を目指している。31日付証券時報が伝えた。

 中国の一部地方でナンバープレート発行が混乱しているため、公安部は全国統一のナンバープレート発行システムの普及を進めている。ナンバーの管理権を省クラス公安部に一本化した上、コンピューターを使ったナンバーの発行、管理を進める考え。

 公安部は今年6月から3陣に分け、全国統一ナンバープレート発行システムの試験導入を行う。第1陣として河北、吉林、江蘇、重慶など8省(直轄市、自治区)と福建省福州、江西省吉安、湖北省武漢など8市(州)が予定されている。

 天津港の今年1~4月の自動車取扱台数は前年同期比35.5%増の31万2,000台だった。仏ルノー車の同港経由の輸入が復活したほか、中国製ボルボの輸出で取扱台数が急増した。31日付毎日新報が伝えた。

 天津港は今年に入り自動車輸送業務の規模拡大のほか、中身の充実や効率向上に取り組んできた。仏ルノー車の輸入再開のほか、米リンカーン車の輸入を実現。広汽伝祺、上汽栄威、東風日産など国内有力ブランドの取り扱いを始めた。中国製ボルボの豪華セダン、S90の輸出も実現した。

 また、中国最大の自動車物流会社、安吉汽車物流有限公司が建造した中国最大、最先端の新造自動車運搬船「安吉23」、「安吉26」が天津港に初接岸した。天津港は中国北方地区の自動車物流拠点化を目指しており、新しい大型運搬船の接岸は目標実現の重要な一歩となる。

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